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1993年、Hotamisligilが肥満とインシュリン抵抗性の間に炎症が介在することを指摘しました。

1998年に世界保健機関がメタボリック症候群という名称で、
その診断基準を発表した事により、「メタボ」としても一般に知られるようになりました。

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2001年に簡便なNCEP-ATPⅢ診断基準ができて、これが世界的に普及したが、
2004年にRidkerらが炎症マーカーであるCRPを診断項目に加えることを提唱し、
2005年に、国際糖尿病連盟(IDF)は、
腹部肥満を必須項目とするメタボの世界統一診断基準を作成しています。

しかし、その直後、2005年に、アメリカ循環器学会と国立心臓肺血液研究所は、
IDF診断基準よりもNCEP-ATPⅢ診断基準の方が優れているという共同声明を発表し、
アメリカ糖尿病学会とヨーロッパ糖尿病学会は、どの診断基準も問題であり、
人々にメタボリックシンドロームというレッテルを貼ってはいけない、という共同声明を発表しました。

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1951年、Jouve・Vagueらは、
心血管疾患の原因になることが男性型肥満であることを指摘しましたが、
1981年、Rudermannらは正常体重の人でも、
肥満の人と同様に、心血管疾患になりやすい(MONW)人が存在し、
これが高インシュリン血症によるであろうと報告しました。
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そして、1988年に、Reavenによって生活習慣病の三大要素である、
糖代謝異常・高血圧・脂質代謝異常がインシュリン抵抗性を基礎に集積して、
心血管疾患を引き起こすという学説が、「Syndrome X」として報告され、
その翌年にKaplanが男性型肥満を加えて「死の四重奏」と命名したのを契機に、
インシュリン抵抗性症候群の研究が盛んとなりました。

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高血圧や高血糖は、それぞれ単独でも健康を損なうリスクを高める要因となります。
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これらが多数積み重なって相乗的に動脈硬化性疾患の発生頻度が高まる事になるため、
リスクの重積状態を「より早期に把握」しようという試みが考えられてきました。

高血圧や高血糖などによる動脈硬化性疾患の発生頻度のリスクの集積は、
偶然に起きるのではなく、何らかの共通基盤に基づくと考えらています。

日本では特に内臓脂肪の蓄積による肥満が共通の基盤として着目し、
腹部肥満=男性型肥満ともいわれている上半身型肥満=リンゴ型肥満に対して注意が呼びかけられています。

特に日本人は民族的特長から、
欧米人よりこのメタボリック・シンドロームによる悪影響を受けやすいと考えられています。
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2008年4月から開始された特定健診制度(糖尿病等の生活習慣病に関する健康診査)では、
メタボリックシンドロームの概念を応用して糖尿病対策を行う事を目指しています。

40歳から74歳までの中高年保険加入者を対象に、
健康保険者に特定健診の実施を義務化すると共に、
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メタボリックシンドローム該当者や、予備軍と判定された方に対して、
特定保健指導を行うことを義務づけています。

5年後に成果を判定し、
結果が不良な健康保険者には財政的なペナルティを課す事によって実行を促しています。

厚労省は、中年男性では二分の一の発生率を見込むなど、
約2000万人がメタボリックシンドロームと予備軍に該当すると考えており、
これを平成24年度末までに10%減、平成27年度末までに25%減とする数値目標を立てている。

これにより医療費2兆円を削減し、
「医療制度改革大綱(平成17年12月1日 政府・与党医療改革協議会)の数値目標をなぞったものです。
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メタボ検診や脳ドックなどで、

自覚の無いままに動脈硬化の進行が検査などにより発見されたり、

動脈硬化性疾患(心筋梗塞、狭心症、脳卒中など)を発症していた場合、
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抗血小板剤(アスピリンなど)、降圧薬の投与などが検討され、

バルーンカテーテル等による血管内療法や、血栓溶解療法、

さらに冠動脈バイパス術のような外科的治療法が必要とされる場合があります。
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